〜オープンソースデスクトップ〜
2000年4月からはじまって、すっかり恒例となりました、5回目の mozilla.party.jp。
今回のpartyは、オープンソースソフトウェアによるデスクトップ環境「オープンソースデスクトップ」を構成することが期待されるプロジェクトが一堂に会します。
既にサーバサイドではTCOの削減※1などでオープンソースの効果が上がってきていると言われていますが、現在のところオープンソースプロダクトによって構成される「デスクトップ」の分野については、そのブレイクの時期がいつになるのか、本当にやってくるのかどうかは定かではありません。
しかしそれらを構成するプロダクト群は徐々に洗練されて来ており、機能という面では既存の商用製品に近づいているものもあるのかもしれません。
デスクトップという環境でオープンソースのプロダクトが本当に注目を集め、広く利用されるようになるためには、いったいどんな課題があるのでしょうか。
少なくとも、デスクトップで利用されるソフトウェアに対しては、サーバサイドで用いられるものよりも利用者の要求が高く、導入のしやすさ、使いやすさ、サポートなど、一般の商用製品でコストをかけて提供されているものが当たり前のように要求されます。
今回の mozilla.party.jp 5 では、そのような逆境の中に乗り出したオープンソースプロジェクトに焦点をあてて、インターネット上のサービスのためのアプリケーションの集合である Mozilla の製品群と共に、オープンソースのデスクトップアプリケーションとして使われる可能性の高い、オフィススウィートの OpenOffice.org の日本ユーザ会 や、CDのみでブート可能な Linux ディストリビューションである KNOPPIX 3.3 日本語版 ※2といった著名なプロジェクトからコアメンバーを招いて、それぞれのプロジェクト固有の課題・共通の課題に対する問題提起や、コミュニティ同士の交流が出来ればと思っています。
また、オープンシステムの重要性について考察を続けて来た末松千尋氏(京都大学経済学部助教授)を招き、オープンソースをビジネス的な側面から論じて頂きます。
※1 参考:なぜオープンソースソフトウェア/フリーソフトウェア(OSS/FS)なのか? この数字を見よ!/7. 総所有コスト (TCO) ( David A. Wheeler / 翻訳 : 比屋根一雄 )
※2 KNOPPIX は、 ドイツのKnopper氏が Debian パッケージを元に開発したディストリビューションで、KNOPPIX日本語版はこれを元に作られています。-> http://www.knopper.net/knoppix/